機材紹介です。
10代の頃に買って現在に至るまで使っています。
IbanezのPrestige RG3620Zです。
このギター幻のギターと言われています。
その理由は1年しか生産されなかったモデルだからです。
2009年オンリーです。
僕の持っているのもきちんと2009年製と書いてあります。
しかも生産された本数自体も少なく中古などが市場に出回る事も殆ど無さそうです。
Ibanez Prestige RG3620Zのスペックについて。海外向けに販売されていた
Body Top:AAA Fleamed maple top
Body:Mahogany
Finger board:Rosewood
Finishes:ABB (Atlantic Blue Burst)
Bridge:Edge Zero tremolo with ZPS3
Bridge PU:DiMarzio Tone Zone
Neck PU:DiMarzio Air Norton
Controls:1 Volume / 1 Tone / 5-Way lever
僕のは青色ですが3620Zは青と黒の2色あります。
このモデルの最大の特徴は真ん中に入っているアバロンのラインでしょう。
J-Customライクな仕様
3620Zは海外向けに作られたモデルで日本では発売されていませんでした。
出回っていたのは逆輸入品になると思います。
スペックを見ればわかる通りスペック的にはJ-Customと大体同じ仕様です。
生産ラインもPrestigeとJ-Customは同じなので大きな違いはありません。
J-Customは日本だけでしか販売されていないので、海外向けPrestigeの中にはJ-Customに似たようなスペックのモデルがあったりしました。
なので3620ZがどんなギターかイメージするならJ-Customを思い浮かべたらわかりやすいです。
一番の違いはツリーオブインレイが無いことですね。
一般的なPrestigeと違った高級モデル
昔のPrestigeは一般的にボディ材がバスウッドでピックアップは自社の交換前提のものが乗っているのが定石でした。
一部メイプルトップのモデルもありましたがラミネートが使用されていたり多少なりコストカットが意識されていました。
そんな中3620Zは厚いフレイムメイプルトップが使われていたり最初からDimazioピックアップが乗っていたりとコストがかかっています。少し異質な存在かもしれません。
その代わり普通のPrestigeよりも高めな値段で販売されていました。
ちなみに現在のAZ期以降のPrestigeは色んなモデルが出ていてスペックも様々だし、ピックアップも最初から良いのが乗っています。最近のPrestigeはマジでおすすめです。
弾きやすさ抜群。速弾きに注目されがちだけど何でも出来そう
EDGE-ZEROはダウンチューニング用にもおすすめ
ダウンチューニングのギターを探していてこのギターに行き着きました。
フロイドが乗っているので可変チューニングに弱いと最初思ってたのですが全然違いました。
EDGE-ZEROというフロイドが乗っているのですがむしろ可変チューニングに強い。
裏のダイヤルを回すだけなのでフローティングが簡単に調整できます。
なので僕はDropC、DropB、一音下げチューニングを行ったり来たりしてつかっています。
普通のフロイドだとダウンチューニングするのに調整するのが大変すぎるし、普通のブリッジだと弦のゲージを変えたときナットが駄目になったりと難点があるのですがEDGE-ZEROはどっちの問題も無いのでダウンチューニングが快適に行えます。
幅広ネックで弾きやすい
ネックはIbanez定番のスーパーウィザード。
普通のネックよりかなり薄いです。好き嫌いありますが僕は好きです。
持ったときに普通のネックと差があるので違和感は感じましたがそんな事を忘れるぐらい弾きやすいです。
更に幅広めでもあるのですが薄いおかげでクラシックスタイルがやりやすく、手の小さめな僕でも弾きづらいと感じませんでした。この辺よく考えられていると感じました。
かなり薄いネックでありながら反りとは無縁の強靭さも兼ね備えています。
年数経っていますがロッドは一度も調整要らずです。
ウォルナットを間に挟んだ5ピース構造、チタニウムロッド等の恩恵も大きいのかもしれない。
ダウンチューニングで弦のゲージ変えたりチューニング変えたりとかするので、ネックが強いのはありがたみを感じます。
音について。特徴的な音がすると感じる
音が想像以上に良くて初めて弾いたときは感動しました。ハイエンドギターにも引けを取らないと感じます。
このギターは硬い音がするのが特徴です。
Suhrと比べるとSuhrは音柔らかいのでかなり音が違って感じます。
Edge Zeroってごついフロイドが乗ってる影響でしょうか。
マホガニーボディってのもあって重低音がよく鳴ってくれます。
ハードロックやメタルに向いてると思います。
歪ませて使うのに強く、Suhrよりも歪ませられます。
クリーンも良い音ですが癖があるので使い所を選ぶ印象です。
一般的なマホガニーのギターってカッティングとかには向いてないですがこのギターは硬さのおかげかそんなもっさりしないのでカッティング等も結構いけます。
さらに5wayでコイルタップがあるので良い感じです。
Timのこの動画と殆ど同じような音がします。
動画のギターは8527ZでピックアップもDimazioのままだったら近しい音がするのも頷けるかも。
特徴的な音だと思うのですが結構好きだったりします。
最後に
もし見かけたらすぐ買わないと次買えるかわからないようなギターです。当初は珍しいのを知りませんでしたが。巡り合わせで買うことが出来て良かったです。
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