【機材紹介】SCHECTER EX-Vを徹底的にレビュー

機材紹介

気づいたらメインギターがSCHECTER EXになっていた・・・

出迎えてからもう5年ぐらい経っていますが一度もブログに書いていなかったので今更ですが紹介。

スペック

まずはスペック紹介から

Spec.
BodyWood : Swamp Ash
BodyTop : Quilt Maple Top
NeckWood : Maple
Fingerboard : Maple
Fret : 22
Scale : 648mm
Bridge : Original Floyd Rose
NeckPickup : Seymour Duncan
MiddlePickup : Seymour Duncan
BridgePickup : SUHR
Control : Volume,Tone(Split Tone Control) 5Way,mini Switch(Coil Split Switch)
Finish : BKTQ(Green)

正式名称はSchecter EX-V-22 CTM FRTです。
ちなみにローマ数字の部分はピックアップの数で、SSHだったらIV、HSHだったらVになります。

ストラトシェイプながら派手な見た目

ルックス:超良き
僕がギターを選ぶ上で半分は見た目で決めてしまっているかもしれません。
手にとる際もかっこいい、これだけでモチベーションが上がります。

SHECTER EXは伝統的なストラトシェイプを少しだけ小振りにしたディンキーシェイプっていうのを採用しています。
ストラトのエッジの丸みを失くしたって言ったほうがわかりやすいかも。

4Aキルトが美しい

キルトメイプル大好きマンです。
4Aですが木目が大きくて5Aにしか見えないです。木目が大きいととにかく派手に見えます。
カラーリングは青が人気だったりしますが、EXの青はちょっと暗すぎるので僕は緑の方が好きだったりします。

裏まで美しい

これぞ高級ギター。ボディ裏まで美しいです。
アッシュの木目が強く出ています。
正直これがボディトップでもかっこいい。

ネックはバーズアイ

現行はバーズアイではありませんが、昔はバーズアイだったようです。
最初ブツブツしていてあまり好きではありませんでした。
バーズアイは高級木材ですが多分ギター知らない人が見て美しいとは思わないでしょう。
でも見慣れてくるとこのバーズアイが良く思うようになりました。
フレイムメイプル等と同じように光の当たり方によって表情を変えます。

好みの音を出してくれる

Schecter EXがSuhr差し置いてメインギターになってたのかというと「音」です。
テレキャスターみたいな音が最近好みで持っているギターの中で一番それっぽい音がします。
アタックが早いのが弾いていてめちゃめちゃ気持ちが良い。
ボディがアッシュというのが理由かもしれません。
アタックが早いとミスタッチも瞬時に気づけるので練習にも向いていると思います。

ピックアップは交換済み

ピックアップ3基とも別のに載せ替えられていますが、これが良い感じにハマってくれています。
ピックアップ変えて正解だったと言えるでしょう。前オーナーさんグッジョブ!
そもそも僕はモンスタートーンのピックアップが好きじゃないです。
ハムもシングルも無機質でどちらかというとEMG方向な音に感じてしまうので。
このギター選んだ理由の一つにもピックアップ改造してあったこともあります。

リアにはSuhrのピックアップが乗っています。
手持ちのSuhrのギターのリアにも勿論Suhrのピックアップが乗っています。
しかし・・・サウンドは全くの別物です。想像以上に別物です。最初弾いたときは驚きました。
音なんてピックアップで大体決まるだろうという僕の浅い思考は砕かれました。

生音が大きいです

7本ある手持ちのエレキギターの中で一番生音がでかいです。
なんなら今まで弾いたことあるストラトタイプの中でも一番でかいかもしれない。
良く生音でかいエレキを良い音が出ると勘違いする人がいますが決して生音がでかい=良い音とは限りません。
例えばSuhrは生音小さいですがアンプ通すとめっちゃ良い音します。 

では生音が大きいと良い事とは何か。
それはアンプ通さないでも弾いていて楽しいという事。
音が小さいとどうしてもアンプに繋ぎたくなってしまいます。
この点EXは不満なし。

家で弾く際アコギとかだと近所に配慮しないといけない点がありますが
これはちょうどいい音量感でアコギ代わりになります。
自分で満足できる音量だし近所迷惑にもならない。

スイッチ多すぎ優秀

今まで5wayで十分だろって思ってましたが、EXを使うようになってたくさんある方が良いと思うようになりました。

このギターは5wayに加えコイルタップのトグルスイッチが付いているので9種類の音が出せます。
こんだけあると使わない音あるだろと思いますが、全部同じぐらい使ってます。
曲やフレーズによって変えているので切り替えを多様しています。
これでも足りないくらいでもう一つピックガード買って3シングルつけてマグネットで付け替えられるようにしたいとか思ったりします。

優等生じゃない

SCHECTER EXって優等生ギターって言われていますが僕は全然そうは思わないです。
そもそも音を作り込んでない状態の出音で優等生って感じの音じゃないです。
得手不得手があってラーメンで例えるとあっさりは得意だけどこってりは苦手って感じです。

ピッキングハーモニクスは得意だけどメタル系の歪みは苦手。ピックアップの影響もあると思います。
あとはクリーントーンも使えるけど得意ではないかも。音が硬いです。 
クランチ気味のクリーンからロック系の歪までが守備範囲って感じです。
これがSuhrだと澄んだクリーンからメタルまでいけるので比べてると狭いかも。

エフェクター乗りが良い

音作りがしやすいです。
他のギター用に作った音色をEXで弾いてもわりと良い感じに鳴ってくれます。
作り込まなくても良い音してくれるので楽です。
しかしEX用に作った音色を他のギターで使おうとしても使い物にならないです。

あとは空間系との相性も良いです。
これはEXの音域がHi特性なのが理由にあると思います。
空間系使ってもあまりモワッとしない。

あとレスポールっぽい音が出せるって言われてますが、音作り弄らないとレスポールっぽい音は全然でません。
スカスカのlowを足して空間系で厚みを出すとゴリっとしたアタックと相まってレスポールもどきの音が出ます。
実際レスポールと比べると全然違う音なんですが不思議とレスポールっぽく聴こえる。

弾きやすさ

まじで弾きやすい。
トータルでみて一番弾きやすいギターです。
僕の為に作られたギターと勘違いしちゃう。

ネックの安定性

ネックありえないくらい最強です。
バーズアイなんてふざけた木目を使っているギターなのに。
手で触ったフィーリングでネックの良さを感じられます。

具体的に言うとネックが超安定しています。
どのギターも季節や気温湿度によってネックが微妙に反ったりします。
数年ロッド調整してない安定したギターでも微妙に反ったりします。
でもEXはそれがない。全く反ってないです。
もちろん買ってから一度もロッド調整してないです。

これでバチバチの弦高の低さを実現できます。
12フレット0.8mにしても音づまり全くしない。
そう、反ってないにしてもキレイにストレートな状態で反ってないから強い。

suhrとかでも0.8とかにするとビビり音がします。

体にフィットする

体に超フィットするのよこの子。
深めに、浅めに削られたコンター加工で違和感ゼロ。
僕はクソガリでコンター加工がしてあってもあばら骨に当たって痛いって事がよくあります。特に外国のギター。
日本のギターは素晴らしいですね。

3.6kgってスワンプアッシュにしては重めのボディーですがそれを感じさせない。
ボディーのネックのバランスが良くて膝の上に置いてて安定します。
DAWとかでギター膝に載せてパソコン触ったりするのですがその時恩恵を感じます。

抜群のチューニング安定性

これはフロイドローズのおかげなのか?
本当にずれない。気温の変化で微妙に上下する程度です。
気温が変化しなかったら1週間全くチューニングしなくてもピッタリ合ってます。

他のギターだとスタンドから手に取る度にチューニングしてるのでこの違いはでかいです。

その他

Tom Andersonとの比較

実はトムアンを所有してた事があります。
しかも全く同じ仕様なやつ。
でもSuhrと似た傾向の音がしてキャラ被りしたんで手放しました。
Tom AndersonがSchecter EXの上位互換と言われてますがそんな事はないと思います。
Tom Andersonが手元になくてSchecter EXが手元にあるのは僕にはSchecter EXの方が音良く感じたからでしょう。
ハイエンドギターって感じの音、凡用性の高さはTom Andersonがあるように感じました。あとめちゃくちゃ軽かった。
よく比較されますがそれぞれ違ってそれぞれ良いと思います。

中古だとお手頃価格

新品だと高いです。キルトメイプルのモデルで40万ぐらい…
高すぎるとおもいます。
でも中古だと10万~20万ぐらいで売られていてクオリティ考えるとお得です。
昔ニコニコの影響で売れたギターでその人たちが手放していっているので安くなってるんだと思います。

デメリット

Schecter EX気に入っていますが100点ってわけではないです。
どうしてもフロイドの硬い音が抜けないんですよね。無機質っぽさがでてしまいます。
たぶんビンテージのテレキャスとか弾いたらそっちの方が音良いって感じると思います。

あとは2台持ち前提で使っている事。
クリーン~緩めの歪はSchecterEXで歪は基本T’s ARCをつかっています。
EXを何でもかんでも歪ませて使おうとするとちょっと苦しいとこがあります。

最後に

Schecter EXはとにかく弾いていて楽しいギターです。音に個性があるからでしょう。
一番気に入ってるのはネック。ギターで最も重要なパーツはネックだと思っています。強靭なネック最高。
硬いだけじゃなくてコンコン叩いた時にも良い音がします。

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