本場のギター作ってるとこってアメリカみたいなイメージがありませんか?
実はそんな事無いんじゃないかと。
日本ってギター大国なんじゃない?
ギターブランド沢山あるし!
その中でもひときわ有名なのがIbanezというギターブランド。
ギターやってる人なら誰でも知ってるでしょう。
2000年頃に世界で最も売れたギターと言われています。
現代でもその人気は継続していて、フェンダーが世界一人気のギターブランドだとして、
2位にギブソンとIbanezで並んでる感じになります。
実際に海外いてどこの楽器屋にも置いてある楽器っていったらこの3種だった。
日本でよりもどちらかというと海外で人気な気がする。
ネックが薄い、それでもって幅が広い
Ibanezのネックは薄いです。とにかく薄い。
ギター業界トップクラス。2cm切ってます。
一般的にネックは薄い方が弾きやすいとされてます。
なので薄いネックはプレイアビリティの向上に繋がっているのではないでしょうか。
そして幅も広いです。
弦と弦との間が広い。
そうすると単音弾きがやりやすいです。
ソロとか。
ただ万人受けするネックではなく、中には嫌いという人もいます。
「普通」と言われるネックよりもだいぶ薄く、だいぶ幅広いですからね。
どちらかと言うと手の大きい外人に合った形なのかもしれない。
でも僕は手が小さいですがIbanezは弾いていて弾きやすく思います。
薄いのにもかかわらずネックは頑丈
薄いとネックの強度面に不安を感じますが、その分頑丈に作られてます。
自分の持ってるIbanezのギターも一回もロッドを回した事がありません。
ネックを1ピースで作るのではなく5ピースなどから作る事により剛性が確保出来るのでしょう。
それに加えてチタニウムのロッドが埋め込まれており更に頑丈に。
普通のギターの分厚いメイプルネックよりも頑丈かもしれません。
メタル界で有名
やっぱIbanezといえばメタル!このイメージが強いです。
プレイアビリティの高さや、機能的な事から界隈からの支持が厚いのでしょう。
多弦に強い!
現代音楽で7弦ってのは欠かせない存在で、それを生んだIbanezは偉大なり。
7弦だけではなく、8弦や9弦なども普通に扱ってます。
弦が増える分生産コストが上がるので、量販ギターメーカーで多弦を扱ってるとこそう多くない。そんな中Ibanezは心強い存在。
オリジナルフロイドローズEdge-Zeroを搭載
Ibanezが独自開発したフロイドローズを搭載してます。
チューニングの安定性が高いです。
弦が切れたときにも狂わないくらい。
普通のフロイドローズの進化版と言えると思います。
コスパに優れてる
ものによってかもしれませんが、コスパに優れてると思います。
工場で大量生産やってるおかげもあるのかな。
比較的安価でプロクオリティの音がだせる。
10万以下でプロみたいな音を出したいって人にかなり良い選択肢じゃない?
僕が10万以下で良いギター欲しいって思ったらIbanezかフェンジャパ選ぶかな。
値段ごとにラインナップが区切られている
Ibanezはわかりやすく価格帯で名前が分かれてる。
予算によってどれにするか目安にしやすいのではないでしょうか。
Ibanez Gio
Ibanezの皮を被った何か。
初心者向けのエントリーモデルで1万円らへんで売られています。アンプやシールドがセットになってたりするよね。
僕はこれをギターとは思ってません。おもちゃ。
まず「音」がまともに鳴りさえしませんでした。
おすすめしません。
エントリーモデル探すんならSquierやEpiphoneの方が全然良いと思います。
Ibanez (スタンダード)
レギュラーライン。一番普通のやつ。
これがIbanezの主戦力でしょう。
工場はインドネシアで作りは普通。
でも結構良い。ピックアップ変えれば普通にレコーディングでも使えるような音に化ける。
ただ改造の範疇になってくると思うのでちょっとハードルあるかな。
特に多弦を選ぶなら安くて良いのってなるとここしかないんじゃない?
ibanez Iron lebel
スタンダードと同じ、インドネシア製です。
なので作りの良さは差がありません。
違いはピックアップが最初から良いの積んでるって事。
多分スタンダード買ってピックアップ変える人が多いからIron Lebelが出来たんじゃないか。そんな気がします。
EMGが載ってるのが多いです。
自分でピックアップ載せ替える必要がないのは良いですね。
あとはラインナップがちょっと違ったりします。
ファンフレットのやつとかもありますね。
ピックアップの値段分スタンダードより高いです。
Ibanez Premium
インドネシア製と同じですが、作ってるラインがプレミアムラインとちょっと違います。
レギュラーラインよりも作りが丁寧になってます。
フレットのエッジ処理とか綺麗です。
作りが良くても人件費の安いインドネシアなので比較的安価で売られてます。
大体Iron Lebelと同じぐらいの価格。
Ibanez Prestige
日本製。フジゲンが制作してます。
フジゲンって作りが良いって評判が良い。
Prestigeはプロのミュージシャンでも使ってる人が結構多いです。
ギターは良くっても、ピックアップは微妙な感じ。
IbanezとDiMarzioのコラボPU。
悪くは無いんですが、良くはない。
Ibanez J-Custom
日本製。
作りの良さはPrestigeと同じ。
使用木材の点でPrestigeと差別化している。
Prestigeはバスウッド、J-Customはメイプルトップマホガニー、みたいに。
ただそれで音が良いって直結する訳ではないです。
むしろPrestigeの方が良いなんて事もある。
J-Customのポイントは指板全体に張り巡らせたツリーオブライフインレイ。派手でかっこいいよね。
形の種類
ここで紹介するのは5種ですが、他にも色々あります。
アーティストモデルも豊富です。
RG
Ibanezの中で最もポピュラーなモデル。
ディンキーストラトとも呼ばれるボディシェイプですね。
Fenderでいうストラト、GibsonでいうレスポールにあたるのがIbanezのRG。
ストラトの丸みを無くし鋭くしたようなルックス。
どこか中二病っぽさもかんじます。
この見た目もありIbanezにメタルのイメージが付いたのでは無いでしょうか。
RGD・RGA
RGの亜種。
RGDはエルボーカットなどボディが滑らかになってます。スケールが長いモデルで採用されていてダウンチューニング向きかもしれません。
RGAはアーチトップのモデル。
Sシリーズ
薄さに特化したモデル。めっちゃ薄い。
薄いギターが欲しいなら間違えなくこれでしょう。
ただ意外にも重さはそこまで軽くない。
フロイドローズなど重いユニットを積んでるのもあるんでしょうね。
AZ
わりと最近のモデル。
全く新しいIbanezですね。
フロイドや極薄ネックなどをすべて取り去ってます。
普通のストラト。
というよりSuhrみたいなどこかコンポーネントっぽさのあるストラトですね。
かっこいい。僕これ一本欲しいな。
時代のニーズに合ってるのではないでしょうか。
まだAZはこれからですが流行る気がしてます。
FR
テレキャスモデル。
ブラックの2ハムだったりと、普通のテレキャスとは大夫テイストが違います。
メタルやDjent向けにチューンしたような感じですね。
意外と相性良いと思います。
固定ブリッジなのでダウンチューニングもやりやすいです。
最後に
Ibanezのギター僕好きです。
流行りだしたファンフレットもいち早く取り入れ、AZみたいな新しいスタイルも取り入れていく。
良い意味で前衛的。近代的なギターだと思います。
コメント