最近は当たり前になってきたヘッドレスギターのおすすめを幾つか紹介します。
選ぶ基準は音や値段や作りなど総合して良いと思ったものを順にしていきます。
Mayones Hydra
正直ヘッドレスギターで良いものを選びたいとなったらMayones一強です。
他のヘッドレスに比べて頭一つ抜けて音が良いです。
ちなみにヘッドレス抜きにしてファンフレットのギターで選ぶとなってもMayones一強です。
MayonesのヘッドレスモデルはHydraのみが展開されています。
デメリットとしては重さが普通のギターと変わらない事です。
ヘッドレスの利点がコンパクトで軽い事なのですがその軽さという武器は失われます。個体差で重量は結構変わるのですが３キロ台です。
音の良さを求めるならある程度の重量は必要なのでそこはトレードオフですね。
Ibanez Q Series
大手人気ブランドIbanezだし迷ったらここを選んでおけば間違いないです。
IbanezのヘッドレスであるQシリーズは発売されてからまだあまり年数が経っていませんがよく売れているようです。最近も新しいモデルが発売されました。
ヘッドレスはメーカーによってデザインがバラバラで、耐久面に問題があって壊れたりするものも多いですがIbanezは設計がしっかりされているので安心できる要素が大きいです。
でもって普通に良いギターです。
ヘッドレス界隈は値段が高く設定されていて品質と価格が釣り合っていないものが多いですがIbanezは良心的です。常識的な価格でヘッドレスギターを買いたいってなったら現状はIbanezのQシリーズぐらいしか思い当たりません。
実売13万程するのでギターとしてはそこそこ高いですがヘッドレスギターとしては入門的ポジションとなっています。
Qシリーズは色々種類がありますがピックアップやカラーリングが違うだけで基本スペックはどれも同じです。
Skerversen
Skervesenはヨーロッパ系ハイエンドギターです。
Mayonesから独立してできたブランドなのでクオリティ高いです。
ヘッドレスモデルは
・SHOGGIE
・ASTILLA
・SkerveTEN
の３種
ここのギターは見た目が派手でかっこいいです。
特徴としては軽いものが多い印象です。
ヘッドありのモデルでも3kg切っていたりします。
モノは良いと思うのですが値段が高いのがネック。
折角Skerversenを選ぶならヘッドありの方が良い音すると思うのでヘッドありの方がおすすめではあります。
KIESEL
割とコスパに優れているので近年流行っているブランド。
作りは値段相応ですが木材は良いものが使われている印象です。
個人的にはMayonesとIbanezの間ぐらいのポジションです。
ヘッドレスは色々モデルあるけどVaderやZeus辺りが人気です。
残念なことは日本だと代行手数料等でそんな安くない事です。
これがなかったらもっとおすすめなギターです。
英語で直接オーダーかけれる人には良いです。
Strandberg Boden
ヘッドレスと言えばStrandbergのbodenをイメージする人も多いと思いますが今回は5番目におすすめとさせていただきます。
ちょっと現在のStrandbergはコスパが悪目です。
中国製で20～30万したり、フェンジャパと同工場製で50～60万したりします。
とはいえコスパに目を瞑ったら悪くないギターです。
Boden StandardがIbanezのQシリーズと大体同じぐらいの品質なようです。
Ibanezが刺さらない人は次点で候補に入ってくると思います。
おまけ：その他ヘッドレスギターを紹介
正直まだヘッドレス界隈は発展途上で選択肢はあまり多いと言えないです。
ヨーロッパの新興ハイエンドあたりにチャレンジするのも良い選択肢かと思います。
ただ注意点としてはパーツが基本的に独自規格なので壊れたときどうするかは考えた方がいいです。
中華系ヘッドレス
ぶっちゃけ中華系はおすすめです
普通のギターを買う場合は中華系はあまりおすすめしないのですが、ヘッドレスは事情が少し違います。
基本的にヘッドレスギターは値段が高めだし普通のギターに比べて壊れやすかったりと微妙な点も多いです。
あと肝心な音についてもソリッドに比べると劣る傾向にあります。
なのではじめから割り切って中華系の安いギターを選ぶのも良いです。
Strandbergが特許を独占している関係上他社が中々それらしいヘッドレスギターを出せなかったりするのですが中国はその辺自由なのでゴリゴリのパクリギターが出せるのが強みです。
ちょっと雑なところはあるかもしれませんがかっこいいものも多いです。
最近の中国製は段々精度も良くなってきているのでピックアップさえ買えれば普通に良い音がします。
ただブリッジ周りなどは限界があるかもしれません。
中華系で代表的なのだとGOC guitarsやLegatorあたり。
元々Neko guitarsだったと思うのですがたまに問題起こして社名が変わったりしています。
他に、安さで言ったらEARTあたりでしょうか。
Ormsby Guitars
比較的安めでコスパ良いです。10～20万で買える価格帯です。
海外だとそこそこ人気ですが日本だとブランド名が「おむすび」な為かあんまり使っていている人がいない印象です。
ここはファンフレットの出来が良いのでファンフレットのヘッドレスを選ぶ人に勧めたい。
Steinberger
一応ヘッドレスのパイオニアです。ただ、現在流行ってるヘッドレスギターとは系統が違います。
音も見た目も何もかも捨て去っています。
1979年とかなり昔から存在しています。
Mooer GTRS
いわゆるモデリングギター。
ヘッドレスですがシュミレーションでストラトの音が出せたりレスポールの音が出せたりと自由度が高いです。
ヘッドレス目的だけじゃなく飛び道具的なギターが欲しい人にも良いです。
W600とW800とで値段で商品が別れています。
Overload guitars
ヨーロッパ新興ハイエンドギターの一つ。
イタリアのギターブランドです。
マイナーなはずなんですがそこそこ出回っています。
Aviator gutars
チェコのギターブランド
Aristides guirars
オランダのギターブランド。
木材は使っておらずアリウムという物質で作られています。
マイナーですがかなり評判が良いです。ただ値段もかなり高いです。
最後に
良い音でレコーディングとかにも使いたい、予算も多めで考えてるって人にはMayonesのHydra、
サブギターやトラベルギターとして使う予定でなるべく安めで抑えたい人にはIbanezのQがおすすめです。
あとは、
SNSとかで映えるようなギターが良いって人にはSkerversen、
通ぶりたければKiesel、8弦とかの多弦が欲しかったらStrandbergってところでしょうか。
