ギターは弾いてない時弦を緩めた方がいいのか、貼ったままでいいのか

未分類

ギターの弦、弾いたあと緩めたほうがいいのかそのまま貼りっぱなしでいいのかは諸説あります。

僕はギターは10本ぐらいあるのですが、
エレキは全部張りっぱなし、アコギやクラシックギターは数ヶ月とか弾かない時は緩めています。

緩めなくていい

プレイヤー目線で弦は緩めず常に貼りっぱなしの方がいいと思っています。
特にエレキに関しては基本的に緩める必要はないです。

弦をいちいち緩めていると弾くまでに時間がかかる

まず弦を緩めてしまうとチューニングするのが大変になってこのギター弾きたいと思った時にすぐ弾けません。
弦を貼りっぱなしにしているギターでさえも毎回弾く度にチューニングしないといけないし、6弦,5弦,4弦…1弦とチューニングしていくとブリッジのテンションが変わったりネックの反りが変わったりして6弦がフラットしてたりするのでまた6弦,5弦とチューニングしていきます。なのでちゃんと音程を合せようとすると2周とか3周必要になります。
弦を緩めてしまうとこの工程が増えギターを取り出してからさあ弾こうとなるまでかなり時間がかかってしまいます。体感だと5周ぐらいチューニングしてやっと合う感じです。
チューニングに時間を使うのは勿体ないので貼りっぱなしにして時間を節約したほうがいいです。

ギターの弦を貼りっぱなししてると曲の雰囲気によってギターの持ち替えもやりやすいです。
緩めてしまうとたとえ他のギターの方が合うとわかっていてもチューニング合わせるのが面倒だから変えなくていいやといつも同じギターを使ってしまう事にも繋がると思います。

順反りする力と逆反りする力が釣り合っている

ギターの弦を緩めた方がいいかなって思うのはギターのネックの事を考えての事かと思います。
ギターの弦にはおよそ50kgの力がかかっていると言われているので間違いなく負荷はかかっていると言えます。

しかしギターにはトラスロッドが埋め込まれていて逆反り方向にも力が加わるようになっています。
これによって均衡が保たれてネックが真っ直ぐになっていたりします。
だから安易に弦を緩めてしまうと逆反りしてしまう要因になります。
トラスロッドの構造上順反り方向には調整しやすいですが逆反り方向は調整しにくい面があるので、緩めすぎて逆反ってしまうのもどうかと思います。
逆反りして音づまりしてしまうと弾けなくなってしまいますからね。

緩めたほうがいい

張りっぱなしでいい派ですがものによっては緩めた方がいいギターもあると思う派です。
例えばいつもネックが順反りに反ってしまってトラスロッドを回しているギターとか。
トラスロッドで調整出来る範囲には限界があるのでそういったギターは弦を緩めて保管したほうがいいです。

低価格帯のギターは注意が必要かも

安いギターは木材の乾燥がちゃんとされていなかったりして反りやすい事が多いです。
しかもトラスロッドの仕込みが甘くてロッドで全然ネックの反りを調整出来なかったりという事も多いです。
そういったギターは緩めたほうが長く使えるかもしれません。

アコギやクラシックギターは緩めたほうがいい?

弦張りっぱなしでいいと言えるのはエレキギターやエレキベースに対して言えることで、アコギやクラシックギターは緩めたほうがいいケースが多いかもしれません。
エレキギターはネックの反りぐらいしか懸念点がありませんがアコギやクラシックギターはネック以外にも影響が出るからです。
よくあるのがボディーのトップの膨らみ。表面が薄い板なので長い間弦のテンションがかかっていると膨らみやすくなります。いくら高いギターでもなったりするらしいです。

あとはエレキギターはボルトなどで止められているのに対してアコギは接着剤で止められているだけなので長い間弦のテンションかかっていると剥がれて来ることもあるようです。おそらくそういった事は滅多に起こらないと思いますが。これによりブリッジが剥がれたりネックのが剥がれたりなんて事があるそうです。

ロッドが入っていない場合は緩めた方がいいかも

クラシックギターはトラスロッドがそもそも入っていない場合が多いです。
トラスロッドが入っていないとネックが反ってしまったらゲームオーバーです。
自分の持ってるクラシックギターも1本反ってしまっていて弦高が高くなってしまっています。
こういったギターは使わない時は弦緩めた方がいいです。

最後に

エレキギターは7本ぐらいあって大体どれも10年近く経っているのですが、どれも殆ど反っていません。実経験から弦貼りっぱなしで問題ないと言えます。
たまに反るのがSuhrとE-II。Suhrはダウンチューニングで使う事が多くて下げる時はドロップCまで下げたりします。そうするとテンションが弱くて逆反りするので緩めたり。
最近はレギュラーチューニングで使う事が多いので購入時のロッドの位置に戻してネックを真っ直ぐにしています。ロッド調整が不安な場合印をつけてどのぐらい回したかわかるようにするのおすすめです。
E-IIは基本的に逆反りしかしないので緩める方向に調整してます。
反るギターでも数年に1回調整するぐらいです。わりと高い部類のギターが多い為かネックがそもそも反らなくてロッド触ってないのも多いです。

タイトルとURLをコピーしました