昨今ドロップチューニングを使ったりするシーンも多いですが、フロイドローズ搭載のギターはチューニングを変えるのが大変。
中でもドロップDを使用する人は多いですよね。
D-tunaはワンタッチでドロップDに変える事が出来るものです。
EVH D-Tuna
フロイドローズ搭載のギターに取り付ける事で瞬時にドロップDに変えたりする事が出来る画期的なアイテム。
メーカー名がEVHとなってるのはD-tunaをエドワード・ヴァン・ヘイレンと言う人が考案したものだからです。たぶん有名な人。
取り付け方法
六弦の弦をロックするネジを外してD-tunaに交換するだけで取り付けられます。
ネジの取り外し、D-tunaの取り付けは六角レンチを使用して行います。
こういうのって動画を観てやった方がわかりやすいと思う。
説明英語だけど映像でなんとなくわかるはず。
単体だとチューニングが合わない
取り付けは簡単ですが、普通のフロイドローズだったらこれだけでは上手くいかないはず。
D-tunaでドロップに変える事により弦の張力が緩くなりアームユニットが少し沈みます。そのため全体のチューニングが少し高くなっちゃいます。
そのままで使おうとすると全部の弦をダイヤルで微調整しなきゃいけなくなり結局手間になります。
なので、アームユニットが沈み込まないように固定して使うのをおすすめです。
固定するとアームアップは出来なくなりますがそれは仕方ない。
固定にはTREMOL-NOやESPのアーミングアジャスターを使う人が多いようです。
TOLEMOL-NOについては以前に紹介してます。→TREMOL-NO、フロイドとかのフローティングを固定出来る。
固定したらD-tunaでドロップDにしてもフローティング状態が変わらずチューニングも安定するはず。
あんまりないと思うけどフロイド搭載のギターでもフローティングしてないギターは何もする必要ないです。
DropDの微調整
D-tuna着けてドロップDに変えて綺麗にドロップDになればいいのですが、たぶん微妙にチューニングずれると思います。
微調整をD-tunaサイドの小さなネジを六角レンチで出来ます。(解説動画参照)
これでちゃんと使えるあたり精度がいいですね。
D-tuna着けたままアームアップしたいなら
D-tunaを着けた状態のギターでアームアップしたい場合はギターのボディをリセス加工(ボディを削る)をするのがおすすめ。
通常、フロイドのギターはアームアップした時にボディが当たって邪魔にならないよう彫ってありますが、D-tunaを付けると6弦のところだけ長くなってしますので、その分削らないとアームアップでぶつかります。
ドロップDの時は固定してしまってアームアップは必要ないかもですが、レギュラーに戻した時とかにアームアップ出来るのでやっとくと便利かも。
ここまでくるとドロップDを簡単にするのにD-tunaとアームアップの固定とボディの加工と大工事ですね。
リセス加工は自分でやるのは難しいのでリペアとかに出してやってもらうのがいいと思います。リペアにだすのならD-tuna、アームアップの固定も一緒にやってもらうのもありかもしれません。
最後に
D-tunaの取り付けって併せて色々やると結構大掛かりですね。
でもこれをやっとくとフロイドのデメリットである、チューニングの変更がだいぶ改善されるので、
チューニングをよく変える人には大きいですね。
ドロップD以外にも、半音下げチューニングのギターに取り付けてドロップC#なんて使い方もありですね。
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