相対音感を絶対音感と同じぐらい使えるように鍛える方法

相対音感を鍛えて絶対音感みたいに音がわかるようになりたい。
たぶんそんな人も多いんじゃないかと思います。
最初に言っておくと絶対音感と相対音感は別物なので相対音感をいくら鍛えても絶対音感みたいにはなりませんが、相対音感を鍛える事で絶対音感と同じように楽器を弾いたりする際に活用する事が出来るようになります。

僕は相対音感を持っていて鍛えて使えるようになったのでその経験を基に、
今回は相対音感を鍛える方法について紹介します。

おすすめの相対音感の鍛え方なのですが結論を最初に言うと音感トレーニングアプリを使う事です。

アプリで音感トレーニングがおすすめ

いつでも出来るものとして問題形式のアプリがおすすめです。
そもそも暗記するのに問題形式が効率良いっていうのがわかっていて、相対音感はこの音(基準の音)からどのくらいの音が離れているかっていうある種暗記にも近い側面もあるので問題形式が向いています。
相対音感を鍛える方法はこれが一番効率良いと思います。
僕はこれでキーの範囲内(7音)なら1000問でも連続で正解出来るようになりました。僕は昔学校の通学中とかによくやってました。場所を選ばずどこでも出来るので本当おすすめです。

YouTubeの動画ですがこんな感じのものが良いかと思います。
これが全問正解出来たらもう相対音感は十分すぎなくらいです。

ちなみに自分が使っていたアプリは無くなっていたので紹介はしないでおきます。
アプリストアで「音感トレーニング」で検索するとたくさん出てくるので自分に合うやつを使うといいです。

キーの範囲外はかなり難易度高い

音感トレーニングアプリはかなりやりこみましたがキーの定まらない全部の音の場合当てる事は練習しても難しいです。
つまりドレミファソラシドの範囲は当てられますがド#やミbが入った12音から出題されると全然当てられなくなります。
キーの範囲内なら永遠に音を当て続けられるのに対し、キーのない場合は2,3回で普通に間違えてしまいます。
これが起こるのは相対音感で音を測るのに頭の中でキーを変換して音を測るからで、12音だと頭の中でキーが決まらないので音を予測することが難しくなります。

10年や20年楽器をやり続けてる人でも当てられない人が大半なので恐らくセンスがある人じゃない限り練習しても出来るようになりません。

楽器で耳コピして練習

メジャーな相対音感の鍛え方として楽譜を見ずに耳で音を取って楽曲をコピーするという方法があります。(通称:耳コピ)
僕はギターで耳コピしてYouTubeなどに200曲ぐらい演奏動画をあげましたがかなり鍛えられた気がします。
耳コピは楽器の演奏と音感の両方を鍛えられるので一石二鳥です。
アプリの音感トレーニングはあくまで相対音感の基礎を鍛えるだけで鍛えた相対音感を活かすのが耳コピだったりします。

相対音感の使い道


相対音感を駆使してピアノを弾いている配信者の方がいます。
ゆゆうたという方です。
相対音感持ちで日本で音楽をやっている人で一番有名かと思います。

ゆゆうたは楽曲を聴いて即興でコピーしてピアノで弾いています。
相対音感を極めるとこんな事が出来るようになります。

相対音感と鍛えるメリットはこんな風に弾きたい楽曲を聴いて弾けるようになることかと思います。

耳コピで相対音感の活用するなら知識がカギ

絶対音感はファの音がファとして入ってくるのでそのままですが、相対音感は前の音から何音離れてるかいちいち頭の中で割り出しています。
僕の場合頭の中で距離みたいな感じで変換されてます。ドから何m離れてるからファだ。みたい感じで。
なので考えたりする余地があり知識があるとそれだけ有利になります。
知識はあるとあるだけ有利です。
知識はあるとあるだけ有利ですがとりあえずメジャー・マイナーコード、スケールがわかれば十分かと思います。
ここでは知識を使ってどんな風に考えてるか軽くだけ触ります。

構成音の把握

まず相対音感は移動ドで捉えています。
音楽理論書でⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶとか書かれているやつです。
数字表記だとまどろっこしいので僕は全部ドレミファソラシドに変換して考えてます。(キーがAメジャーだとしたらラをドとして考えてます)

まず基本的にこのスケールにない音を除外します。ド#やミbはないものと考えてます。
これが相対音感にどう有利に働くかというと「ドから?メートルぐらい離れてるからラかラ#ぐらいだけどどっちだろ?」ってなったときにラ#は構成音に無いから除外して「ラだ!」ってわかります。
相対音感はなんとなくの距離感で測っているので明確にこの音って分かりづらかったりします。

シャープやフラットについて

スケールに無い音のシャープやフラットについては聴いてて明確に違和感があります。
相対音感でシャープやフラットの音を当てるのは難しいのですが、キーがわかっていると消去法でわかるようになります。
例えば「この音ソより高いけどラより低いからラbだ」みたいな感じで。キーがわかっているとソの音もラの音もわかるのでこの方法が使えます。

コード

コードがわかるとその構成音から何の音が鳴っているか割り出す事が出来ます。
コードの音を1音1音割り出すのは大変なので響きでなんとなく覚えておくといいです。
例えばギターのアルペジオなんか大体コードの音を分解してバラバラに弾いているだけです。

曲によって出てくるコードは大体決まっているのですが説明すると長くなりそうなので今回は割愛します。

コード進行

コード進行ってそんなにパターンがないのでよく出るものを覚えてしまうと楽です。
コード進行がなんとなくわかると出てくるコードもわかって「大体鳴ってる音はこの3択だろうな」とかいうのがわかるようになります。

個人的なコツ伝授

音の頻出度が違う

楽曲によっても違いますがどの音がよく使われているか予測するのも耳コピする手助けになります。
よくあるのがヨナ抜き音階というやつでファとシを抜いた音階です。
基本構成音が5つだけになるので耳コピだいぶ楽になります。5択ですよ、わかりやすくないですか?

あとはルート音のラやドが多いという事です。
特に着地音(フレーズの最後の音)によくでます。
こういうのも考えながらやると耳コピが楽になります。

大体のコピーに割り切る

基本的に1音1音確かめながらやるので完コピとなるとどうしても時間がかかってしまいます。
なので主旋律(メロディ)とコードが合っていれば後は適当でもOKとしたほうが楽です。
音楽をある程度やっている人には違うの弾いているとバレますが、音楽をやってない一般人にはそれでバレません。

最後に

最近やってる事なのですが頭中で鍵盤に置き換えると良い事に気づきました。(ピアノは弾けないですが)
そして最近聴いてるだけでも集中して聴けばなんとなくですが何の音が鳴ってるのかわかるようになってきました。それで相対音感って凄いって思い今回記事に書きました。

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