虫歯治療、C1の虫歯を削って詰め物するのはもう古い。歯医者選びは慎重にしたほうがいい。

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虫歯になっていたらしく歯科医の言う事にはいはい頷いていたら削られてしまいました。
定期検診で3,4ヶ月に1回ずっと通っていたのにこんなことになると思いませんでした。
正直治療したのを後悔しています。
なぜ後悔したのか、それは削る必要が無かったから。

虫歯にはC0からC3までランク付けがされています。

C0はほっておいても問題無い程度。C1はエナメル質が溶けてきた虫歯。C2が象牙質まで到達した虫歯。
C3が神経まで到達した虫歯です。
C1からは自然治癒があまり望めず基本的に処置が必要になります。

僕が今回削って詰め物した歯は歯医者の方がまだ初期って言っていたのでC1に該当するものだったと思います。
虫歯のとこが痛いとか染みるといった症状は全く出てきていませんでした。

逆に治療後歯を削った事により歯がジンジンしたり冷たいものが染みる感覚があります。
これはエナメル質完全に削られて象牙質まで行ってしまったからでしょう。
まだ健康な歯を失った感覚があり残念です。

C1の虫歯は削って詰め物をするのはもう古い。歯医者に騙されないように。

Google検索でも虫歯と検索すると歯科医院のホームページしか出てこず、そこでは削って詰め物をする事が推奨されているものばかりです。
理由は短時間で施術が済み簡単に稼げるからでしょう。実際僕も3分で終わりました。歯医者はビジネスです。食い物にされないようしましょう。
後述する削らない治療は導入にコストが掛かるので一般的にはやってないところが多いです。

一度削ってしまうともうその歯の寿命は長くない

削って詰め物をするともうその歯は死へのカウントダウンが始まります。
一般的には虫歯で少しでも削って治療をした歯の寿命は10年~20年とされています。
これは詰め物の寿命のせいでもあります。
虫歯でよく使われているコンポジットレジン(白い詰め物)はプラスチックで耐用年数が5年とされています。
なのでずっと歯に付いていると劣化していってしまいます。
劣化するとザラザラになり、剥がれたり割れたり、隙間が出来てそこから虫歯になっていったりします。

つまり一回詰め物をしたら何年か後また治療して詰め物をし直さないといけません。
問題はそこで劣化したコンポジットレジンを全部ドリルで除去してまた詰め直さないといけない点です。
ドリルで除去する際に元々あった健康な歯を更に削ってしまいます。
なので何回も詰め物し直す事が出来ません。

なので初期の段階の虫歯を削って治療した場合、
1回目が麻酔なしの施術
2回目が麻酔しての施術(C2の虫歯と同じような治療)
3回目が神経を保護するような形での施術(C3の虫歯と同じような治療)
と合計で3回程度しか詰め物を詰め直す事が出来ません。
あとは神経を抜いてしまうだけになります。
3回だけしか直せないとしたら詰め物の寿命が5年と考えて15年しか持たない事になります。短くないですか。
なので歯はなるべく削らない方が良いです。

C1の虫歯はWHOも削るなと言っています

歯をどんどん削る治療を行うのは日本ぐらいです。海外ではC1は削らないケースが多いです。
これには日本の医療保険などの制度が大きく関係ありそうです。
WHOも削るなって言っいるしなるべく削らない方がいいです。

削らない治療方法

ヒールオゾン

オゾンによる高い殺菌力で虫歯を殺菌して治療します。
オゾンは照射するだけなので歯を削る必要がありません。
照射できる深さが2mmまでなのでC0やC1の虫歯に効果的です。
C1でも全く削らずに治療出来るため僕はこの方法を利用したかったです。
またC2以降の虫歯にも使用出来て、ヒールオゾンを利用する事により削る範囲を小さく抑える事が出来ます。
また虫歯になってない歯の虫歯予防としても使えます。
メリットだらけの治療方です。
治療費も1個の歯3000円~10000円程度と抑えめです。
日本だとあまり使われていませんがアメリカやヨーロッパでは一般的な治療法です。

レーザー治療

現在日本で承認されているエルビウムヤグレーザーやFotonaライトウォーカー使ったレーザー治療があります。
ここ1、2年ぐらいで使われ出した最新医療なので都内の歯科医院など限られたところでしか使われていません。
虫歯は水分を含んでいてレーザーは水分を含むものだけ蒸発させるので的確に虫歯だけを蒸発させる事ができます。
虫歯にしか作用しないので麻酔不要で痛みもありません。
こちらもC1の程度だったら全く削らずに治療する事が可能です。
治療費は医院によりますが3000円~1万5000円程度です。

番外、カリソルブ治療・ドックペストセメント治療

主にC2以降の虫歯に効果的な治療方法です。

カリソルブ治療

カリソルブは薬剤で虫歯のみを溶かします。
カリソルブはC1から神経手前の虫歯にまで幅広く使えます。
治療費は1万円前後。

ドッグベストセメント治療

ドッグベストセメントセメントは殺菌作用のある薬剤を塗り無菌化し、虫歯を残したまま治療する事が出来ます。
C2やC3など深くまで進行している虫歯に使われるケースが多いです。虫歯で歯が痛いという場合にこの治療法を検討するといいでしょう。
虫歯の上に薬剤を塗りその上に詰め物で蓋をするイメージです。
虫歯を残したままなので失敗すると虫歯が進行してしまいます。ドッグベストセメントはやっているだけでなく実績のある医院を選んだ方がいいです。
治療費は1万5000~3万円程度。

最後に

まとめると4つの治療法があり、
C1の軽度の虫歯はヒールオゾン・レーザー治療がおすすめで、
C2以降の虫歯はカリソルブ治療・ドックペストセメント治療がおすすめです。
4つの治療法は現在の日本では保険適用外となってしまい、従来の削るものより治療費が高くなってしまいますが、10年20年の長い目で見たら安く済む方法になるので絶対使った方がいいです。

また、詰め物のコンポジットレジンが実際何年持つかは施術した歯医者によって大きく変わるようです。
下手な人だと2年で駄目になったり、逆に上手い人だと10年持ったりする事もあるようです。
正直今回の担当医は多分無駄に削りすぎだったし作業も丁寧じゃない感じがしたのであんまり持たない可能性もあります。
歯医者選びは慎重にした方がいいです。僕は定期検診の歯医者は別のを探す事にします。
歯は大事な体のパーツなのでセカンドオピニオン等利用したいいかもしれませんね。

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