ギターの木材の違いについて
2015/03/15
新しいギターが欲しいなと思うよ最近。
適当にギターみてると木材によって特徴とかがあるみたいなので紹介してみます。
てか知らないうちに木材の価格高騰と円安でギターの相場が上がってるよ。。
ボディ材
Alder(アルダー)
よく名前を聞く木材。
値段も安いのでいろんなギターに使われています。
ギターやってる人なら誰でも知ってるであろうFender(フェンダー)とかで使われてるので有名ですね。
普通のストラトタイプやテレキャスタイプはだいたいこれ。
音色は中音域に特徴があります。
あと乾いた感じの音が出ます。
重さは軽い方なので取り回しもしやすいです。
一番一般的で無難な木材だと思います。
Mahogany(マホガニー)
赤みがかかった色をしています。
高級家具にも使われている木材です。木材の中では割りと高価なのかな。
有名なのはGibsonのレスポールです。
GibsonがFenderより高いのはここら辺が理由ですかね。
音色は暖かみのあるファットなトーンで中低域に特徴があります。
アタックが弱いのでシングルピックアップよりもハムバッカーピックアップとの相性がいいです。歪んだ音がいい感じ。
ボディ材がマホガニーの場合にはアタック、高音を補う目的でメイプルがトップに貼られる事が一般的です。
Gibsonレスポールもトップにメイプル貼ってあります。
オールマホガニーはSGとかがあります。
あと重いです。レスポール持った事ある人ならわかると思う。
Maple(メイプル)
メイプルシロップのメイプル。もれなくケースからメイプルの香りがします。いい香り。
かなり重いのでこれ単体のギターはほぼ無いです。ボディのトップに使われるのが一般的。
木目が綺麗なので装飾の目的もあります。
見た目が派手なほど高価で取引されるみたいです。
虎目の模様Flame Maple(フレイムメイプル)と、波紋なような模様Quilted Maple(キルテッドメイプル)があります。
安いギターとかでメイプルの模様があるのは大体プリントを貼ってるだけみたいでメイプルじゃないらしい。
音色はクリアで輪郭がはっきりしています。
上記でもあるように、マホガニーのトップに貼られる事が多いです。
それ以外の木材にも貼られる事もよくあります。
Basswood(バスウッド)
名前からベースの木材なのかなって思ってしまう事もあると思いますが只の木の名前。
割り箸に使われてるぐらいありふれていて安価な木材。だからといって音が悪いわけではなく、割りと優秀です。
ギターの世界シェア2位のIbanezが好んで使ってます。
フロイドローズとの相性がいいらしいです。
安ギターにもよく使われてます。
音色は特徴が無いのが特徴です。
低域から広域までバランスがいいです。
Ibanezとかメタルをイメージしがちですがいろんなジャンルに使えると思います。
Basswoodはかなり軽く取り回しが楽です。
変形とかでBasswoodのやつはボディが軽いせいでヘッド落ち半端ないので注意。
あとは柔らかいです。柔らかすぎて逆に加工が難しいらしい。
柔らかいためのトラブルもたまにあるみたいです。
Ash(アッシュ)
Ashにも種類があり通常使われているのはWhite Ash(ホワイトアッシュ)という種類です。
初期のフェンダーでも使われていたそうです。
あとSCHECTERとかでよく使われているイメージです。
音色は中高域に特徴があり、音抜けがいいです。
シングルコイルとの相性がいいです。
ベースのボディでもよく使われています。
ネック材
Maple(メイプル)
フェンダーとかのストラト系は大体これ。
硬いので頑丈で、音はタイトです。
Mahogany(マホガニー)
レスポールとかはマホガニーです。
アコギとかも大体マホガニーみたい。
音はメイプルより柔らかく暖かみがあります。
柔らかいのでメイプルより少しトラブル起きやすいです。傷へこみとかネックの反りとか。
指板材
指板材の違いはボディ材、ネック材に比べ僅かなので殆ど影響しないみたい。
Rosewood(ローズウッド)
Maple(メイプル)
高域特性。
立ち上がりが早いです。シャキッとしてます。
フェンダーはメイプル多いです。
基本的に塗装されてます。
塗装が禿ると汚れやすくなります。
Ebony(エボニー)
高域特性。
材質は硬いです。
立ち上がりが早くて硬質です。
ローズウッドよりも黒いです。
高級ギターとかに使われていたりします。